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INTERVIEW

ハンサミング経営者たちに聞く

「世界を、ハンサムにする」ためのアプローチ

INTERVIEW

世界を、ハンサムに

 

今日は株式会社ハンサミングの創業メンバー3人に集まってもらいました。CEOの宮村和宏さん、CSOの林功二さん、そしてCOOの山本哲郎さんです。
今日は、皆さんがどんな考えでハンサミングに取組まれているのかをお伺いできればと思います。
まずは御社のミッションである「世界を、ハンサムにする」。その意味するところをお伺いしたいのですが。

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宮村和宏

宮村和宏(以下、宮村)

はい。その前に、まず僕たちが考えるハンサムとはなにかについてお話しさせて下さい
そもそも「ハンサム=handsome」という言葉なんですが、これは「hand(手)」と「some(形容詞を作る接尾辞)」で、「手ごろな」「扱いやすい」という用例に始まる言葉なんですね。これが16世紀後半になると、「ちょうどよい大きさの」とか「見栄えのよい」という意味になっていった、と言われているんです。
これを僕たちなりに解釈すると、ハンサムな人とは「自分のことを自分の手(hand)でちょうど良く(some)扱える人」のことじゃないかと。
つまり身体も仕事も遊びも、自分の人生そのものを自分がありたいように、自分が一番気持ち良くいられるように扱えている人。
なので、僕らがミッションに掲げている「世界を、ハンサムにする」というのは、ひとりひとりが自分がありたいように気持ち良く生きる、そんな人たちで溢れる世界にしていこう、という意味なんです。

 

なるほど。
そうなると、宮村さんの仰るその「ハンサムな人」というのをどうやって増やすのか、という話になりますね?

宮村

ハンサムに生きるために何が必須なのか。一言でというと、「自分の身体を適正体重にし、それを維持出来るようになること」になると思います。
それも、頑張って我慢して体型を管理するんではなくて、息を吸うようにあたりまえに出来ることが大切なんです。
ハンサムな人になるには、もちろん体型以外の要素も必要なんですけど、面白いのは、適正体重になると、皆さんたいてい、ハンサム化のスイッチが入るんですよ。で、いったんスイッチが入ると、そこから自分のありたい姿へと、体型以外の要素もどんどん近づいていくんです。
これは何でかというと、適正体重になると、自分に自信が持てるようになるからです。こうなると、これまで躊躇していたことにもチャレンジし始めたり、これまでよりも人に優しくなれたりする。実際、ハンサミングを
経験した多くの方がそういう変化を起こされているんです。
なので僕たちは、皆さんが適正体重になることで、そしてその状態を維持できるようになることで、皆さんのハンサム化のスイッチを押します。そして、その結果としてハンサムな人をこの世界に増やしていける、と考えてるんです。

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ハンサムになる第一歩として適正体重になる。
これって、要はダイエットに近いと思うんですけど、既存のサービスで痩せられていない人たちが、どうしてハンサミングだと痩せられ、適正体重になることができるといえるんでしょうか?

宮村

まず一つ大きな理由として、既存のほとんどのダイエットプログラムが、程度の差こそあれ、頑張ったり我慢することが前提となって組まれているということですね。つまり意志の力に頼ることが前提になってるんです。
でも、意志の力に頼って減量を行うっていうのは、まあ、大変ですよね。何か強烈なモチベーションがあればいいんですけど、そうでもないかぎり、減量を意志の力に頼るっていうのは大変です。しかも、仮に意志の力に頼って痩せたとしても、継続性が薄いんです。
例えば、結婚式を行う女性のほとんどは、ウェディングドレスを試着した時より、式当日の方が痩せているといわれてます。そこには結婚式へ向けての強烈なモチベーションがあるからですけど、式が終わったあとも体型を維持出来ている人がどれだけいるかというと、これは厳しいですよ。
じゃあどうすれば良いのか?
意志の力に頼らなければ良いんです。その代わりに、考え方を変えるんです。
考え方を変えることができれば、自分にとっては何も「頑張ってない・我慢してない」のに、痩せることができる。リバウンドすることもない。僕たちはこれを「健康のOSをインストールする」と言ってるんです。
で、この健康のOSが何なのかというと、医学や栄養学、それに脳科学、行動心理学の知見を活用しながら、人間が痩せたり太ったりする仕組みを解きほぐして、ロジカルに整理し直して構築したものなんです。
とは言っても何も特殊なことは言ってなくて、聞いていただければ「あぁ、なるほど。そりゃそうだよね」っていう話なんです。
そのあたりのハンサミングメソッドの具体的な内容は、WEBサイトを見てもらえたらと思います(
→ ハンサミ
ングの健康メソッド )。

林功二

功二以下、林)

宮村の話にひとつ付け加えると、ハンサミングは補助輪なしで自転車に乗れるようにも設計してるんですね。どういうことかというと、いつまでもハンサミングに頼らず、ひとりでリバウンドせず生活し続けられるように設計しているということなんですけど。
多くのダイエット事業は、言ってみれば補助輪付きで自転車に乗る練習ばかりをさせているんです。そのやり方だと、補
助輪を外した途端に転んでしまう。つまりサービス提供会社から卒業するとリバウンドしてしまうんです。で、「やっぱり私には補助輪が必要です!」となって、お客さんがサービス提供会社に戻ってくる。
これって、本質的な解決になっていないですよね。
なのでハンサミングでは、補助輪を外して背中を支えてあげる。で、たまに手を離したりして、「どうすれば補助輪なしで走れるのか」を
教えてあげるんです。そうすると、補助輪なしでも走れるようになる。そうなれば、「あとは一人でどこまでも乗っていけるよね」ということで、無事に卒業していただく。これが「健康のOSインストールが完了した状態」ということなんです。

 

力で抑え込まずに、思考を変えてしまう。そして自走できるようにする。プログラム設計自体もとてもハンサムですね。
確かに、これなら事業としてもそれなりの利益を狙えそうですね。

収益機会は間違いなくあると思います。でもお金は二の次ですよね。
世界をハンサムにしたい、世の中をハンサムな人で溢れかえらせたい、世の中を今よりもっともっとポジティブで溢れかえらせたい、そういう思いで僕たちは取り組んでいるので、第一優先としてあるのは世の中への価値提供ですよね。
お金はその結果として自然とついてくるものだと思っています。

山本哲郎

山本哲郎(以下、山本)

健康のOSはロジカルに整理されてるので、理解して体得してもらえれば一生モノになると思います。
自分の健康を自分で管理するっていうのは、本来は当たり前のことで、大切なことのはずなんですよね。国語とか算数みたいに、健康のOSが国の教育科目のひとつになってもいいくらいかもしれ
ませんし、そうでなくてもWindowsのように、みんなが当たり前のようにインストールしている。そういうものになっていけばいいなと思います。学べば誰でもできちゃうことなので。

 

国の教育科目の一つになるっていうのは、大きなイメージを持たれていますね。

山本

本当に国の教育科目の一つになったら、株式会社ハンサミングは不要になるわけですけど、それでいいと思うんですよ。そうなったら間違いなく、僕たちが達成したいハンサムな人で溢れかえる世の中になっているでしょうね。
企業は永続するだけが価値ではなくて、その会社の使命を達成したら静かに幕を閉じる。新たな企業の形としてそいうのもありだと思うんです。

まあでも、国の教育科目の一つになるというのは大きなイメージではあっても、突飛な話ではないと思います。女性の社会的な権利だって昔は参政権すらなかったわけで、それが今では当たり前のように男女平等が国の教育としても説かれている。

社会の思考や概念のチェンジはこれまでも起きてきたし、いまだに起きるべきところで起きていないことだってたくさんあるわけで。

そういう意味でも、自分の心身を自分で扱えるようにするという思考は、本質的で当たり前な話の一つになってくると思いますよ。

 

事業に対する向き合い方自体もとてもハンサムですね。
ところで山本さんは、ハンサミングを実際にやって、その効果に感動してハンサミングに参画したと聞いていますが、元参加者としての感想を教えて下さい。

山本

元々私は大学時代は剣道部で体育会だったんです。週7日、毎日稽古してて、その時の体重が70㎏だったんですよ。その後、社会人になってちょっとずつ太って75kgになって。毎日鏡を見て、「あー痩せたいな、大学時代の体形に戻りたいな」って、ずっと思ってたんです。
1年に一回くらい、一念発起して糖質ダイエットとか、16時間断食ダイエットとか、1日1食ダイエットとか、いろいろ試したんですね。最初は数キロ痩せるんですけど、すぐにまた元に戻ってしまって、なかば諦めていたんですよ。
そんな時に、三菱商事を退職して以来、3年ぶりくらいに宮村と飲み会で再会したんです。その時に宮村からハンサミングの話を聞いて、まぁ、だまされたと思って試してみようかと。
そしたら、2か月できっちり5kg痩せて、70㎏になった。夢の学生時代のベスト体重に戻ったんです。まさに「無理せず、我慢せず」痩せちゃいまして。それで、これはホンモノだと。

 

自分としてもダイエットに苦労してきた中で、ハンサミングの効果を実感されたわけですね。

山本

痩せたのはもちろんですが、痩せたあとにみんなから言われたのが「肌がきれいになったね」って(笑)。
しかも、ハンサミング実施前の健康診断では脂質と肝機能が異常値で、いわゆる「要管理者」だったのに、ハンサミング後は数字がすべて適正値になったんです。

宮村

山本の言う「肌がきれいになった」っていうのは、実はハンサミングの大きな特徴なんです。健康診断の結果が改善するっていうのは想像がつくと思いますけど、ハンサミングに2か月取り組んで、肌が驚く程きれいになられる方っていうのは、少なからずいらっしゃるんです。
その秘密はタンパク質なんです。タンパク質は肌や筋肉、身体を作る上でとっても大切な材料なんですけど、そのタンパク質が不足していると、肌のターンオーバーが十分にできず、本来その人が持つ肌の美しさを発揮できなくなるんですよ。
ハンサミングでは、無理のない食材の置き換えを通じてタンパク質を多く摂ってもらうんですけど、その結果ターンオーバーが適切に行われて、その人本来の美しい肌が取り戻せるということなんです。

 

なるほど。女性が飛びつきそうな情報ですね。

宮村

飛びついて良いと思います。むしろ飛びついて欲しいです。肌の綺麗な女性が増えるのは悪いことじゃないですからね(笑)
ちょっと話を変えてハンサミングが行っているB to Bサービスについてお話ししても良いですか?

 

はい、お願いします。

宮村

今、企業では「健康経営」が盛んに言われていますけど、それで実際に行われている施策の多くが実効性に疑問のあるものばかりだと思うんです。

 

例えば、どんなことでしょう?

宮村

例えば、食事セミナーを開催したりしてますけど、それでどれだけの人が実際に食事を改善させられているのか? ウォーキングイベントを開催しても、どれだけの人がイベント後もウォーキングを継続しているのか?
こういうひとつひとつの取組みが、悪いわけではないんですよ。でも、そもそもの社員の思考を変えられていないので、結果が出ない。効果の持続性もない。
本当に会社を健康にしたいのなら、やっぱり社員の思考そのものを変えなければいけないんですよ。それによってはじめて、さまざまな健康経営施策が有機的に機能し始めると思うんです。
で、僕らはまさにその、社員の思考を変えるお手伝いをBtoBで行っているので。

 

つまり健康経営のベースとなる思考をインストールすると。

宮村

はい、そういうことです。
さらにBtoBサービスにおいて社員エンゲージメントの向上にも寄与できると考えてます。

 

社員エンゲージメントの向上にどうしてハンサミングが貢献できるのですか?

山本

BtoBの場合、5人のチームを組みグループダイエットとして取り組むんですけど、このグループっていうのがポイントなんです。
普段だと仕事の話しかしないメンバーと、ダイエットという全く仕事とは関係のない領域で、かつ皆が共通して解決したいと思っている課題(肥満解消)に取り組む。そうすると、今までとは違うコミュニケーションが生まれ、関係性も今までとは違うものが生まれるんです。
あと、ハンサミングではとにかくお互い褒め合うことをお願いしています。業務に関係することで、部下が上司を褒めることってないですよね? でも仕事から離れたフラットな共通課題では、それが起こせるんですね。
で、上司にも「普段以上に褒めて下さい」って、とにかくお願いします。日本の上司って、どうしても「褒める」が苦手ですけど、プログラムを通じて「褒める」っていう習慣をつけるんです。もちろん、ただ褒めてとお願いするんじゃなくて、どうすれば褒められるのか、褒め方のポイントもお伝えします。
で、もっとも大きなポイントが、「成果を皆で共有できること」なんですね。ひとりでダイエットして成功しても、その喜びって、気付いてくれた人が「凄いね」って言ってくれるだけじゃないですか。でもグループで一緒に取組んで一緒に痩せると、相手が痩せたことを素直に喜べるんですよ。自分も仲間のおかげで痩せられたっていう気持ちになるし、自然と仲間への感謝の気持ちが生まれてくるんです。
これこそが社員エンゲージメント向上だと思いません?

 

確かに。「社員エンゲージメント」などと言っては飲み会が開催される話も聞きますけど、それとは異なる、新しいやり方ですね。
最後に一つだけ、ハンサミングの活動に期待してほしいことは何でしょうか?

宮村

世界を、ハンサムにする。あらためてこれが僕たちの目指すことです。
皆さんの周りでハンサムな人が増え始めたな、と思っていただけたら僕たちの挑戦が上手くいき始めている証拠です。
そう思っていただけるよう3人で頑張っていきますので、皆さんの応援、よろしくお願いします!

お読みいただきありがとうございました。
これで「ハンサミング経営者たちに聞く」はお終いです。

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